受付で「担当がおりませんので」と即座に切られる。この繰り返しは地味に消耗します。実はここで効くのはトークの巧拙ではなく、最初にかける一言の設計です。この記事では、取り次がれやすい言い回しと、逆に警戒されやすい言い回しを具体例で整理します。読み終える頃には、次の一件で何を変えればいいかがはっきりします。
「採用のご担当者様は」だけでは弱い
「採用のご担当者様はいらっしゃいますか」という決まり文句は、受付側にとっても営業電話だと一瞬で分かるフレーズです。受付は毎日何件もこの手の電話を受けているため、聞き慣れた言い回しには反射的に「今は担当がおりません」という定型対応が返ってきやすくなります。この一言だけで止まらず、担当者名の特定と要件の一言セットを用意しておくことが有効です。
効く一言:名指し+要件を一文で
企業サイトの採用ページやWantedlyのメンバーページなどから、採用に関わる人物名を事前に調べておきます。名指しで聞くだけで取り次がれる確率は体感で変わります。
- 「〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。求人票を拝見してのご連絡です」
- 担当者名が分からない場合は「採用のご担当の方はいらっしゃいますでしょうか。〇〇職の募集についてご連絡です」
言ってはいけない一言:要件をぼかす言い回し
「少しだけお話をさせていただきたいのですが」のように要件を隠す言い回しは、受付側の警戒心を強めるだけで逆効果になりがちです。営業の電話であることを隠さず、短く具体的に伝える方が取り次がれやすくなります。
| 受付の反応 | 避けたい返し | 効きやすい返し |
|---|---|---|
| 「どういったご用件で」 | 「担当の方に直接お話ししたく」 | 「求人掲載を拝見し、支援実績のご案内でお電話しました」 |
| 「営業のお電話ですか」 | ごまかす、黙る | 「はい、営業のご連絡です」と正直に認める |
| 「今は担当がおりません」 | すぐ電話を切る | 「かしこまりました。お戻りの時間の目安を伺えますか」 |
折り返しを提案されたときの一言
折り返しを提案された場合、そのまま引き下がると次に繋がりません。「念のため、ご担当のお名前とお戻りの時間帯を伺ってもよろしいでしょうか」と一言添えるだけで、次回の架電精度が上がります。受付突破後の会話の組み立て方は人材紹介のテレアポが繋がらない時に見直したい7つのコツでも詳しく扱っています。
何度も同じ受付に当たる場合の一言
同じ企業に複数回架電していると、同じ受付担当に何度も当たることがあります。その際は「以前もご連絡させていただいた△△です」と一言添えると、初回とは違う対応をしてもらえることがあります。受付側にとっても、繰り返し連絡してくる企業として記憶に残りやすく、無下に扱われにくくなる傾向があります。
まとめ
- 受付突破の鍵はトークの巧拙より「名指し+要件を一文で」の準備
- 要件をぼかす言い回しはかえって警戒され逆効果になりやすい
- 折り返し提案時は担当者名と戻り時間を必ず一言で確認する