架電しても架電しても断られ続ける。受話器を置くたびに気持ちがすり減っていく。そんな時期は、テレアポという仕事をしている以上、誰にでも訪れます。この記事では、気合いや根性で乗り切ろうとする前に試せる、仕組みでしんどさを和らげる工夫を紹介します。無理に元気を出す必要はありません。
しんどさの原因を「気持ち」と「仕組み」に分けて考える
しんどさをすべて「メンタルが弱いから」で片付けてしまうと、対処のしようがなくなります。実際には、架電数が多すぎる、休憩のタイミングが決まっていない、断られた記録が残らず同じ失敗を繰り返しているなど、仕組みの側に原因があることも少なくありません。まず気持ちの問題と仕組みの問題を分けて考えてみてください。仕組みの問題であれば、周囲に相談して変えられる余地がある、という点も覚えておいてください。
1件ごとに「区切り」を作る
断られた直後に間を置かず次の番号を押すと、気持ちが切り替わらないまま消耗が積み重なります。1件終えるごとに一度深呼吸をする、水を一口飲む、数十秒だけ画面から目を離すなど、小さな区切りを意図的に挟んでみてください。区切りを挟むだけでも、次の1件にかける気力が変わります。
つらかったことを記録に残す
その日つらかった断り文句や、心が沈んだタイミングを簡単にメモしておくと、感情だけで振り返るより客観的に状況を捉えやすくなります。「何時台に断りが集中したか」「同じ断り文句が続いていないか」を記録しておくと、次の日の架電計画を仕組みとして調整するヒントになります。記録は長文である必要はなく、一言メモを箇条書きで残す程度で十分です。振り返りの具体的なやり方は1週間の振り返りを5分で終わらせるやり方でも扱っています。
「今日はここまで」の区切りを先に決めておく
しんどい時期ほど、際限なく架電を続けてしまい、区切りがないまま気力を使い果たしてしまいがちです。1日の架電を始める前に「今日はここまで」という終わりの目安を先に決めておくと、目の前の1件に集中しやすくなります。目安に達したら、その日の残りは記録の整理や翌日の準備に時間を使うなど、無理に架電数を積み増そうとしない選択も持っておいてください。
一人で抱えず、誰かに状況を話す
しんどさは一人で抱え込むほど大きく感じられます。まずは上司や先輩に「今週は断りが続いていて気持ちが重い」と一言共有するだけでも、架電数の調整やリストの見直しなど、環境側の対処につながることがあります。もしつらさが長く続くようであれば、無理をせず社内の相談窓口や産業医などの専門窓口に相談する選択肢もあります。
まとめ
- しんどさは「気持ち」と「仕組み」に分けて考えると対処しやすくなる
- 1件ごとの区切りと記録を残す習慣が、消耗の積み重ねを緩めてくれる
- つらさが続く場合は一人で抱えず、上司や社内の相談窓口・産業医に相談してよい