展示会やセミナーで名刺交換した相手、あのあとどう連絡していますか。「ありがとうございました」だけのメールを送って終わり、というのはよくあるパターンですが、それだけでは翌週には忘れられてしまいます。せっかく作った接点を一度きりで終わらせないために、この記事では名刺交換の直後に送るメールで覚えてもらうための工夫を紹介します。

なぜ「当日中」が効くのか

名刺交換した相手は、その日のうちに何十人もの人と名刺を交換していることも珍しくありません。時間が経つほど、あなたとの会話の記憶は他の名刺に埋もれていきます。だからこそ、お礼メールは当日中、遅くとも翌営業日の午前中に送るのが基本です。「早いですね」と思われるくらいのスピード感が、実は好印象につながります。返信の有無より、まず記憶が新しいうちに接点を作ることを優先してください。移動中でスマホからしか送れない場合でも、短文で構わないので、その日のうちに一報だけ入れておくと印象が変わります。

会話の中身を1つだけ拾う

「本日はお時間をいただきありがとうございました」だけのテンプレートメールは、誰にでも送れる文面だとすぐに分かってしまいます。効くのは、会話の中で出た具体的な一言を1つだけ拾うことです。たとえば「エンジニア採用でお困りとお伺いしました」のように、相手が話した内容に軽く触れるだけで、「ちゃんと話を聞いていた人」という印象に変わります。長い自己紹介文を書くより、この一言の方が記憶に残ります。

次の接点をさりげなく提案する

お礼だけで終わるメールは、そこで関係が止まってしまいます。文末に「もしよろしければ、20分ほどオンラインでお話しさせていただけますか」のように、次の接点を軽く提案しておくと、返信のハードルが下がります。押しつけがましくならないよう、「無理にとは言いません」のニュアンスを添えるのがコツです。返信が来なくても、次に会ったときの伏線になります。メールの構成自体をもっと整えたい場合は、営業メールの書き方も参考になります。

返信がなくても関係を切らない

お礼メールに返信が来ないことは珍しくありません。ここで諦めてしまうと、せっかくの名刺交換が一度きりの接点で終わってしまいます。2〜3週間後に、相手の業界に関連する採用トレンドの情報などを添えて、軽く再接触してみてください。売り込みではなく情報提供の形にすることで、警戒されずに関係を続けやすくなります。名刺交換自体は数多く発生するため、全員を同じ熱量で追いかけるのではなく、会話が弾んだ相手から優先的にフォローする、という緩急のつけ方も現実的です。

まとめ

名刺交換のあとは、当日中のスピード・会話内容への言及・次の接点の提案が鍵になります。テンプレート文面ではなく、その人との会話を1つ拾うだけで印象は大きく変わります。次に会うときの伏線として、小さな接点を積み重ねていきましょう。