架電してもアポにつながらず、商談しても決まらない時期が続くと、「自分には向いていないのでは」と考えてしまうことがあります。周りは順調に見えて、自分だけが取り残されているような感覚になることもあるでしょう。ただ、成果が出ない原因は自分の能力だけとは限りません。この記事では、成果が出ない時期に自分を責めすぎないための整理の仕方を紹介します。
「行動」と「結果」を分けて見る
成果が出ないとき、多くの人は結果だけを見て落ち込んでしまいます。まず、架電数や商談数といった行動量が実際に足りているのかどうかを、感覚ではなく数字で確認してみてください。行動量自体は足りているのに結果が出ない時期であれば、それは実力不足ではなく、市場のタイミングや担当エリアの条件によるところが大きい可能性があります。逆に行動量そのものが落ちているなら、そこはやり方ではなく、まず量を戻すことから手をつけられる、というだけの話です。行動と結果を切り分けるだけで、責める対象が「自分の人格」から「特定のやり方」に変わり、気持ちの負担が少し軽くなります。
比較する相手は他人ではなく過去の自分
同期や他のメンバーと数字を比べてしまうと、必要以上に落ち込みやすくなります。担当している業界や企業規模、任されている期間によって条件はまったく違うためです。比較するなら、先月の自分、先週の自分にしてください。「先月より架電数は増えている」「商談の進め方は前より落ち着いてきた」など、小さな変化を見つけることの方が、次への行動につながります。数字だけでなく、断られ方が以前より柔らかくなった、といった感覚的な変化も記録に残す価値があります。
一人で抱えず、業務を分解して相談する
うまくいかない状態を一人で抱え込むと、原因が分からないまま時間だけが過ぎてしまいます。上司や先輩に、架電・商談・提案のどの段階で止まっているのかを具体的に共有し、一緒に振り返ってもらうことをおすすめします。「アポは取れているのに決定に至らない」など、段階を分解して伝えるだけで、相手も的確なアドバイスをしやすくなります。行動量や転換率を数字で可視化する方法は、データで営業を改善するでも詳しく扱っています。
つらさが続くときの選択肢も持っておく
振り返りや工夫を重ねても気持ちが晴れず、つらい状態が長く続く場合は、根性や気合いだけで乗り切ろうとしないでください。上司への相談や業務の分担見直しに加えて、社内の相談窓口や産業医といった専門の相談先に頼る選択肢もあります。一人で抱え込まないことは、決して弱さではありません。
まとめ
成果が出ない時期は、行動と結果を分けて数字で確認し、比較する相手を過去の自分にすることで、必要以上に自分を責めずに済みます。つらいときは一人で抱えず、周囲や専門の窓口も頼ってください。時間はかかっても、必ず抜け出せる時期です。